広告代理店ってなにしてるの? CMを作るだけじゃない仕事の幅
 
					「広告代理店って、テレビCMをつくる会社?」 
 「オシャレなイメージだけど、実際は何をやってるの?」 
 「博報堂とか電通って、どういう役割?」 
広告代理店という言葉は聞いたことがあっても、仕事内容を明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。実は広告代理店の仕事は、「広告を作る」ことにとどまりません。
この記事では、
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広告代理店の基本的な役割 
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実際の仕事の流れ 
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向いている人の特徴 
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広告業界のリアルと就活のコツ 
 を初心者向けに分かりやすく解説します。
そもそも広告代理店とは?
広告代理店とは、企業のマーケティング活動を支援するパートナー企業のこと。クライアント(広告主)に代わって、広告戦略の企画立案からメディア選定、制作、効果検証までを担います。
広告の「代理」とありますが、単なる“広告の仲介役”ではなく、「どうすれば商品やサービスが売れるか?」というマーケティング全体を設計・実行する存在です。
広告代理店の主な業務領域
1つの広告を打つまでには、実に多くの業務があります。
■ クライアント対応(営業・アカウント職)
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広告主の課題や要望をヒアリング 
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広告戦略の提案 
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社内外の制作・メディアチームと連携 
→ 窓口としてプロジェクト全体を動かす“司令塔”
■ 企画・マーケティング
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市場やターゲットの分析 
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ブランド戦略・キャンペーン設計 
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コンセプトの立案と提案 
→ クライアントの魅力を「どう伝えるか」を考える役割
■ クリエイティブ(制作)
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テレビCM・Web動画・ポスター・バナー広告などの制作 
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コピーライティング・アートディレクション・映像演出など 
→ アイデアと表現力で勝負するクリエイターの世界
■ メディア
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広告枠の選定・交渉(テレビ、新聞、Webなど) 
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広告の掲載タイミング・配信先を最適化 
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効果測定・改善提案 
→ 情報の「届け方」を設計するロジカルな職種
代表的な広告代理店
| 企業名 | 特徴 | 
| 電通 | 国内最大手。大規模プロジェクトに強み、総合力が高い | 
| 博報堂/博報堂DYMP | 生活者発想を重視。クリエイティブ志向の強さ | 
| ADK(アサツーディ・ケイ) | 中堅ながらテレビ・アニメ領域で高い実績 | 
| サイバーエージェント | Web広告に特化。動画広告やABEMAなどを展開 | 
| デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)など | インターネット広告に強い専門代理店も多数 | 
近年は、SNSマーケティングやインフルエンサー施策を専門とするベンチャー代理店も増えています。
実は「広告をつくらない人」も多い?
「広告代理店=CMをつくる」イメージがありますが、実際に手を動かすのは制作会社や協力企業であることも多く、広告代理店は“プロジェクトを動かす”立場として全体をマネジメントする役割が主です。
そのため、広告業界の社員でも「自分でCMを作ったことはない」という人も珍しくありません。
大事なのは、
「誰に」「何を」「どうやって」届ければ、心が動くかを考え続けること 
 なのです。 
広告業界に向いている人
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好奇心旺盛で、新しいものが好き 
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世の中の流行や空気感に敏感 
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文章・映像・表現に興味がある 
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チームで一つの成果を追いたい 
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“誰かの心を動かすこと”にやりがいを感じる 
逆に、
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安定志向が強い 
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決められた業務を正確にこなしたい 
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裁量よりも明確なルールが欲しい 
 というタイプは、他業界の方が合うかもしれません。
激務・華やか・やりがい…広告業界のリアル
広告代理店は「激務」「残業が多い」「華やかでオシャレ」というイメージがあります。実際どうなのでしょうか?
■ 激務なのは事実?
→ 大規模案件の前や提案前は忙しくなることも。部署やプロジェクトによって差があります。
■ 華やか?
→ 確かにイベントやCM発表会などに関わる機会もありますが、地道な調整・資料作成も多く、華やかさは表面的な一部です。
■ やりがいは?
→ 世の中に出る広告に携われる喜び、自分の企画で売上や注目が伸びる快感は、他の業界ではなかなか得られない魅力です。
就活対策のポイント
広告業界は人気業界で倍率も高め。志望動機や面接では以下を意識しましょう。
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「なぜ広告なのか?」「なぜ代理店なのか?」を言語化できるか 
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自分ならどんな切り口で情報を届けるか、アイデアを話せるか 
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チームでの経験、調整力、アイデア実行力を語れるか 
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時事ネタやマーケティングへの関心を日頃から高めておく 
また、電通・博報堂などの大手だけでなく、中堅・ネット系代理店も視野に入れると戦略的です。
まとめ:「心を動かす仕掛け人」
広告代理店は、ただCMやポスターをつくるだけではありません。 
 クライアントの課題を見つけ、最適な情報と手段で生活者の心を動かす“仕掛け人”です。 
表現と戦略、創造とロジックが交差する現場で、「人の心を動かしたい」というあなたの想いがきっと活かせる場所があるはずです。
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