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【就活本番前に完成させよう】ガクチカの作成方法 完全ガイド|例文付きで徹底解説!

就職活動でほぼ確実に問われるのが「学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)」です。ES(エントリーシート)でも面接でも頻出のこの設問は、あなたの経験からどんな強みがあるか、社会に出ても再現できそうかを企業が見極めるための大切な質問です。 

 

この記事では、ガクチカの作成がまだこれからの方や、うまく書けずに悩んでいる方に向けて、わかりやすく・具体的に作成方法を解説します。アルバイトや部活、ゼミ、趣味やSNS運用など、どんな経験でも「伝わるガクチカ」にするためのコツを、例文付きでご紹介します。 

 

【目次】 

  1. ガクチカとは?企業が知りたいこと 

  1. ガクチカで「伝わる」ために大切な3つのこと 

  1. ガクチカの構成テンプレート(PREP+STAR) 

  1. 具体例で学ぶ!良いガクチカとNGガクチカ 

  1. 書くことが思いつかないときの3つの掘り下げ法 

  1. よくある質問Q&A 

  1. まとめ:自分らしいガクチカを伝えよう 

 

 

1. ガクチカとは?企業が知りたいこと 

「学生時代に力を入れたこと」は、言い換えると「その人がどう努力し、どう成長してきたか」を問う質問です。企業はここから以下のような情報を引き出そうとしています。 

 

  • 主体性があるか(自分の意思で動いているか) 

  • 課題に直面したときの行動パターン 

  • 他者とどう関わったか 

  • 成果や成長をどう捉えているか 

 

つまり、「何をしたか」よりも「どう考え、どう行動し、何を学んだか」に注目されています。 

 

2. ガクチカで「伝わる」ために大切な3つのこと 

 

経験の大小ではなく、“過程”が重要 

「全国大会に出た」など目立つ実績がなくても問題ありません。日常的なアルバイトや授業の中でも、自分なりに努力した経験は立派なガクチカになります。 

数字や変化で“結果”を明確に 

「頑張った」だけでは伝わりません。成果が出ていれば数字で、出ていなくても自分の成長や周囲の反応の変化で表現しましょう。 

自分の役割をはっきりさせる 

みんなでやった」ではなく、「自分は何を担ったか」を伝えることで、再現性や個性が伝わります。 

 

3. ガクチカの構成テンプレート(PREP+STAR)を使って、誰でも「伝わる」文章に 

ガクチカをうまく書くコツは、順序立てて「なにを」「どうやって」伝えるかを整理することです。その際に役立つのが、就活で定番の2つの構成フレームです。 

 

 PREP法(論理的に簡潔にまとめる構成 

  • P(Point):結論最初に何に力を入れたかを一言で 

  • R(Reason):理由なぜそれを頑張ったのか 

  • E(Example):具体例実際にどんな行動をしたのか 

  • P(Point):まとめ経験から何を学んだか 

たとえば、サークル活動を題材にした場合はこんなふうに書けます。 

 

PREP例文 

P: 私は大学のサッカーサークルで、年間イベントの参加率を上げる活動に力を入れました。 
R: 入部当初、イベントの参加者が少なく、一部のメンバーしか楽しめていないことに課題を感じたからです。 
E: そこで私は参加ハードルを下げるために、「初心者歓迎イベント」や「昼休みだけのミニゲーム大会」などを提案・企画しました。さらに、LINEグループでの定期的な呼びかけや、写真付きの開催報告で雰囲気を伝えるようにしました。 
P: その結果、年間イベントの参加率は約40%から70%に上がり、サークル内の一体感も強まりました。この経験から「周囲を巻き込む工夫を続ける力」を学びました。 

 

このように、PREP法を使うと話がぶれず、読みやすくなります。 

 

STAR法(行動や成果を具体的に伝える構成 

  • S(Situation):状況どんな場面だったか 

  • T(Task):課題・目標どんな目標や問題があったか 

  • A(Action):行動自分が取った具体的な行動は 

  • R(Result):結果その結果どうなったか?何を得たか 

 

こちらは、より「具体的な行動・変化・成果」に焦点を当てたいときに有効です。たとえば、アルバイトでの経験を伝えるときはこうなります。 

 

STAR例文 
S: ファミリーレストランでのアルバイトで、土日のホール業務を担当していました。 
T: 繁忙時間帯に料理提供が遅れ、お客様からのクレームが多くなっていたことが課題でした。 
A: 私は提供フローを見直すべく、キッチンとホールの間で伝達ミスが起きやすいタイミングを洗い出しました。結果、オーダー後3分以内に料理の進行状況を確認・共有するルールを提案し、チーム全員に浸透させました。 
R: その結果、料理提供の平均時間は7分から5分に短縮され、クレーム件数も半減しました。この経験から、業務改善に向けてチームで動く力を学びました。

 

PREP+STARで深みのあるガクチカに 

実はこの2つの型は「組み合わせて使う」のがベストです。 
PREP法で文章の流れを整え、STAR法でE(Example=具体例)の部分を深掘りすると、論理的かつ印象に残るガクチカになります。 

 

PREPは“構造”、STARは“内容”を磨くフレーム 
両方を意識すれば、誰でも「伝わるガクチカ」が書けるようになります! 

 

4. 具体例で学ぶ!良いガクチカとNGガクチカ 

 

良いガクチカ例(カフェのアルバイト 

私はカフェのアルバイトで、リピーターを増やす接客に力を入れました。来店数が減少していた中で、常連のお客様に向けた提案型の接客を意識し、スタッフ間で情報共有シートを作成しました。その結果、常連客比率が20%から35%に増え、売上にも貢献することができました。この経験から、「小さな工夫を継続する力」の重要性を学びました。 

→ 【ポイント】自分の工夫、行動、成果が数字で明確に伝わっている 

 

×NGガクチカ例 

私はアルバイトを頑張りました。忙しい時期もありましたが、毎日シフトに入り、やる気を持って働いていました。また同期に対しても自らが主体となって行動し、最終的にはバイトリーダーを任されるようになりました。お客様にも感謝されることが多く、やりがいを感じました。 

→ 【NGポイント】具体性がなく、印象に残らない 

 

5. 書くことが思いつかないときの3つの掘り下げ法 

自分史を作る 

小学生から現在までの「印象的なできごと」「達成感を得た瞬間」「悔しかった体験」を年表のように書き出してみましょう。 

モチベーショングラフを描く 

縦軸に“やる気”、横軸に“時間(学年)”をとって、自分のモチベーションの上下を可視化すると、「なぜ頑張れたか」「何が苦しかったか」がわかります。 

他己分析を活用する 

友人や家族、ゼミの先生などに「私ってどんな人?」「印象に残っていることは?」と聞いてみましょう。自分では気づいていなかった強みが見えてきます。 

 

6. よくある質問Q&A 

Q. ありきたりなエピソードでもいい 
問題ありません。大事なのは内容の“深さ”です。たとえば「コンビニのバイト」でも、工夫や葛藤を描けば立派なガクチカになります 

Q. 成果が出ていない経験でもいい 
もちろんOKです。「うまくいかなかったけど、こう工夫した」「乗り越えられなかったけど、学びがあった」なども成長エピソードになります 

Q. 1つのエピソードを何社にも使い回していい? 
ベースは同じでOKですが、企業ごとに見せたいポイント(リーダーシップ、分析力など)を変えてみましょう 

 

7. まとめ|自分だけの経験が“選ばれる理由”になる 

ガクチカに必要なのは「すごさ」ではなく「伝わる工夫」です。 
目立つ実績がなくても、自分なりに課題に向き合い、考えて行動した経験は、企業にとって十分な評価対象になります。 

「自分には語るような経験がない」と悩んでいるあなたも、今日からの振り返りで立派なガクチカが作れます。 

 

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