グループディスカッションの攻略ポイント ~企業が注目している点は?~

グループディスカッションでは、企業側から決められたグループで1つの課題の解決策や答えを話し合う選考方法で、チームワークや論理的な思考、協調性などが見られています。
グループディスカッションを乗り切るためにはいくつか重要なポイントがあります。今回はその中でも特に大切なポイントについて紹介していきます。
【目次】
グループディスカッションで企業が注目しているポイント
グループディスカッションで失敗しないためのコツ
まとめ
【グループディスカッションで企業が注目しているポイント】
企業が見ているポイントは主に下記の2点です。
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思考能力
複数の人が同じテーマについて意見を出し合うので、比較がしやすく、柔軟な発想力や瞬時に考えが導き出せる能力がわかりやすいのがグループディスカッションの特徴です。予想外のテーマや複雑な課題を前にアイディアが思い浮かばず、焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
何を考えればいいのか、何を求められているのかもわからないという時には、テーマや課題に含まれている状況を把握するため、条件を細かく設定していきましょう。アイディアが思い浮かばないのは、全体像が見えず、頭の中がごちゃごちゃしてしまっていると考えられます。なので、条件が定まれば、頭の中がクリアになり、問題が見えやすくなってきて、イメージが湧きやすくなってきます。
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対人能力
グループディスカッションでが苦手という方は、同じグループのほかのメンバーより秀でなくてはならないと思い込んでいたり、メンバーで競争させられているようで嫌だと苦手意識を持ったりする方も少なくはありません。
自分に自信がなく、競争が苦手な方はグループディスカッションが好きではないという方が多いですが、企業の担当者は必ずしも優劣をつけようとメンバーを見比べているわけではありません。グループ内での立ち回りやコミュニケーション力などがチェックされています。グループごとに考えをまとめてあげるという目標に向け、同じ方向を目指してお互いに役割を分担したり、連係プレーなどが出来たりするかといった点を見ています。
他のメンバーより目立とうとしたり、他のメンバーを蹴落とそうなどと自分勝手な行動に出るとマイナスな評価を受けてしまうので注意です。
【グループディスカッションで失敗しないためのコツ】
グループディスカッションでうまく立ち振る舞うために以下の3点を意識してみましょう。
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自分の役割を早期に見つける
グループディスカッションでは役割が存在します。話の進行をする司会、時間を見るタイムキーパー、内容を記入する書記などが一例です。役割は企業側から指定される場合もありますが、就活生同士で話し合って決めることもあります。後者の場合は、なるべく早く自分の役割を見つけることが重要です。自分自身の得意な役割につけることがベストですが、あまりそこに固執しすぎて、役割決めに時間を取られてしまうのも減点をされかねません。ます、 事前練習などで一通りの役割はこなせるようにしておき、当日はスムーズに役割決めができるように心がけましょう。慣れていないことでここに時間を割いてしまうと、全体評価がマイナスになってしまうこともあるので注意です。
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議論の出発点を決める
役割が決まったら、議論の出発点を決めることが重要です。
与えられた課題に対して漠然と話し合うのではなく、まずはどの問題を話し合うか、何からクリアにしていくのかということを明確にしましょう。ここが疎かになってしまうと、議論が脱線したり、クラッシャーに妨害されたりしやすくなります。最終的な答えを導き出すために必要とされる話の柱がどこにあるのかをかぎ分ける嗅覚は、練習を重ねることで養われていきます。
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定期的に話を整理する
話を適度に整理していくのも、グループディスカッションのポイントです。
様々な意見や考え方が飛び交うので、それらを上手に整理することで答えに辿り着くのも早くなります。話の整理は多くの場合は進行役が行いますが、もしも進行役の方が行わない場合には提案をしてみても良いでしょう。書記の人とも協力しながら、早く情報を纏められるようにしていきましょう。
【まとめ】
グループディスカッションのポイントやコツについて紹介してきました。個別面接よりグループディスカッションに苦手意識を持っている方は少なくありません。複数人の学生が集まり、意見を言うので相手がなにを言うのか想像することができないため、対策法という対策法がないのが現実です。なので、一番の対策法として場数を踏んでグループディスカッションの状況に慣れるということが一番です。就活生用のグループディスカッション対策に参加したりしてみてください。