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【就活完全マップ】~商社について~

商社は、グローバルなビジネスの最前線で活躍する企業です。多岐にわたる商品やサービスを取り扱い、世界中の市場をつなぐ役割を果たしています。この記事では、商社の基本的な役割から総合商社、専門商社の違いやビジネスモデルについて解説していきます!商社について知りたい方や就職を考えている方はぜひご参考ください!

【目次】

・商社とは

・商社とメーカーの違い

・総合商社のビジネスモデルについて

・仕事内容

【商社とは】

国内外の製品やサービスを仕入れ、取引先企業に販売する仲介業者を行う業種です。取り扱うものは製品という形あるものだけではなく、金融や投資、インフラ整備などのサービスを提供する場合もあります。

<総合商社>

幅広い分野の商品やサービスを扱う大規模な商社です。取り扱うものはエネルギー、食品、化学品などの幅広い業界にわたる多様な商材を扱っています。活動拠点は世界中の市場で取引先も多岐にわたるため、グローバルなネットワークと豊富な資金力を持っています。

<専門商社>

特定の分野や商品に特化して取引を行っています。特定の業界に焦点を当て、分野への深い知識と専門性をもって取引を行います。

【商社とメーカーの違い】

商社とメーカーでは市場における役割や取り扱い商品に大きな違いがあります。

商社→取引先に販売する「仲介業者」を行う

メーカー→自社で製品の企画から製造までを担って、販売する

参考サイト:https://career.mirasus.jp/article/shinsotsu/trading_company/

【総合商社のビジネスモデル】

現代のビジネスモデルのパターンについて紹介します。

1, トレーディングモデル

2, トレーディング×事業経営モデル

3, 事業投資モデル

4, 事業投資×トレーディングモデル

5, バリューチェーン構築

<トレーディングモデル>

トレーディングは一般的な売買の中間に入り、中間マージン(手数料)をもらうものです。商社の最大の価値は「買いたい人」と「売りたい人」を繋げることで販路を提供してあげるということです。

<トレーディング×事業経営モデル>

上記で紹介したモデル1よりも少しパワーアップして、事業経営をトレーディングに絡めたモデルです。流通としてはトレーディングと変わらず、売り手と買い手の中間に入っています。ですが、このモデルでは子会社を通して付加価値を提供して買い手に販売している点が違います。

売り手と買い手のニーズに合わせて子会社を通じて付加価値を提供し、その子会社としても利益をあげるという仕組みです。

<事業投資モデル>

トレーディングモデルとは全く異なり、新たに始めたものが「事業投資」のモデルです。

7大総合商社において、このモデルは現在利益の柱となっています。事業投資というのは名前の通り、会社や事業に出資(株式を取得)して稼ぐ事業です。

・配当金→投資先が儲かれば分配される株主配当金

・キャピタルゲイン→株式の売却益

・取込利益→「出資先の利益を一部自分の利益としてカウントしてよい」という会計のルール。連結決算に利益が反映される。

<事業投資×トレーディングモデル>

商社がモノを作るうえで存在する会社の中のプレイヤーに投資を実施し、トレーディングにおいても中間マージンを得るというモデルです。このモデルの特徴は、あくまでもトレーディングが主体のため、出資額、株式保有率が少ない「マイナー出資」が多いです。

※マイナー出資(マイノリティ出資)とは、一般的に投資対象となる企業の株式を議決権の過半数を超えない範囲(50%未満)で取得する方法のこと

<バリューチェーン構築>

「川上から川下まで」という総合商社のビジネスモデルです。1つの商品に対して、製造から販売過程までのすべての事業ごとに投資して、1つのバリューチェーンを構築するというものです。

出資先をすべての子会社または経営まで参画し、最終的に「価値の高い商品」を消費者に提供するのがバリューチェーン構築です。

総合商社が利益の最大化を図る現代の最強ビジネスモデルです。

画像の参考サイト:https://www.tanomo-navi.com/career/shosha-biz-models

【仕事内容】

商社では職種によって仕事内容が異なります。

1,営業

顧客との関係構築や新規顧客の開拓を行うことが主な業務です。商品を売買するだけでなく、物流や金融、品質管理などの様々なサポートを提供し、取引全体をコーディネートをします。さらに、顧客のニーズを把握して最適な商品やサービスの提案をし、信頼関係を構築することが求められます。国際的な取引が多いため、語学力や異文化対応力も重要になります。

2,事業企画

新規事業や戦略立案のために「どのような企業と取引すべきか」「どの分野に進出するか」を検討し、プロジェクト立ち上げを担当する職種です。競合他社の動向や市場分析などの多角的な視点から、ビジネスパートナーや進出先を検討し、具体的な事業計画を立てることが必要になります。

3,事務職

プロジェクトが円滑に進むために、電話対応や書類作成などを担当します。契約書の作成・確認、税関を通すのに必要な通関手続きなど、専門知識が必要になることがあります。また、海外の取引先も多いため、語学力とコミュニケーション能力も必要です。